慢性炎症という言葉は、少し怖く聞こえるかもしれません。
しかし、本質はとてもシンプルです。
つまり、慢性炎症=自覚のない小火災。
痛みも熱もないのに、体の中で小さな火がくすぶり続ける状態を指します。
慢性炎症=自覚のない小火災
まず、体は毎日エネルギーを使っています。
呼吸をする。心臓が動く。脳が考える。
つまり、生きている限り体は燃え続けています。
しかし、問題は燃えること自体ではありません。
むしろ、燃え方が荒くなり、火が消えなくなることが問題です。
急性炎症と慢性炎症は別もの
そもそも、炎症には2つの種類があります。
それが「急性炎症」と「慢性炎症」です。
急性炎症(必要な炎症)
- ケガをしたとき
- 感染したとき
- 風邪をひいたとき
たとえば、切り傷が腫れて赤くなる反応。
これは体を治すための正常な働きです。
そのため、目的が終われば自然に消えます。
慢性炎症(問題になる炎症)
- 痛みがない
- 熱が出ない
- 気づきにくい
- しかし、ずっと続く
一方で、慢性炎症は非常に厄介です。
なぜなら、気づかないまま体を削り続けるからです。
つまり、これが「自覚のない小火災」です。
慢性炎症の3大原因
原因① 血糖の乱高下
まず、血糖が急に上がり、そして急に下がる状態。
これが何度も繰り返されると、体に負担がかかります。
なぜなら、インスリンが休めなくなるからです。
結果として、細胞が慢性的にイライラした状態になります。
原因② 内臓脂肪
次に重要なのが内臓脂肪です。
内臓脂肪は、単なるエネルギーの貯蔵庫ではありません。
実は、炎症物質を出す「工場」のような働きをします。
そのため、量が増えるほど炎症体質になりやすくなります。
原因③ ストレス・睡眠不足
さらに、ストレスと睡眠不足も無視できません。
ストレスが続くと、体は常に警戒モードになります。
すると、本来行われるはずの修復が追いつかなくなります。
慢性炎症は病気・老化・アレルギーの土台
では、慢性炎症が続くと何が起きるのでしょうか。
慢性炎症自体は病名になりにくいです。
しかし、多くの不調や病気の下地になります。
- 動脈硬化
- 脂肪肝
- 血糖トラブル
- 慢性的な疲労
- 花粉症・アレルギー
- 老化の加速
下げれば体質は変わる
ここで重要なポイントがあります。
慢性炎症は、体質だから仕方ないものではありません。
つまり、条件を変えれば炎症レベルも下がります。
炎症を下げる基本の考え方
- 血糖の乱高下を減らす
- 内臓脂肪を減らす
- インスリンを休ませる時間を作る
- 睡眠で修復時間を確保する
- ストレスを長引かせない
慢性炎症が下がると現れるサイン
すると、体には静かな変化が現れます。
病気が治る前に、まず感覚が変わります。
- 手足が温かくなる
- 頭が静かになる
- イライラが減る
- 眠りが深くなる
- 花粉症が軽くなることがある
- 疲れにくくなる
まとめ
- 慢性炎症=自覚のない小火災
- 血糖・内臓脂肪・ストレスが主な原因
- 病気・老化・アレルギーの土台
- 下げれば体質は変わる
このように、慢性炎症は特別な話ではありません。
毎日の「燃え方」を見直す話です。
だからこそ、小さな改善が大きな変化につながります。

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