57歳。身長176cm。体重78kgからのスタートです。見た目は細身でも、お腹だけが前に出る「内臓脂肪タイプ」。さらに脂肪肝は重度と診断され、このまま放置すれば肝硬変の一歩手前になると言われました。
加えて、手先が冷えてしびれる。少し寒いだけで指がつる。夜は布団に入っても末端が冷たい。眠っても疲れが取れない状態が続いていました。
生活を改善しなさいと言われても、何をどう変えればいいのか分からない。そこで考え方を切り替えました。糖を主なエネルギーにする生活から、脂肪を主燃料にする生活へ。「ケトン体を使った脂肪燃焼」を軸に、内臓脂肪と肝臓の脂肪を同時に減らす方向に進むことにしたのです。
ただし、極端な断食はしません。毎日きちんと食べる。運動も無理はしない。続けられる形にすることを最優先にしました。
これまでうまくいかなかった理由
過去にもダイエットは何度も試しました。体重だけは落ちた時期もあります。しかし、糖質中心の食生活のままでは脂肪肝は改善せず、結局リバウンドを繰り返しました。
原因は意志の弱さではありません。糖を主燃料にしたまま体重だけを落とそうとしていたこと。これでは空腹がつらく、疲れやすく、続かない。方法そのものが合っていなかったのです。
ケトン体生活・1か月目の基本ルール
今回の取り組みでは、最初にシンプルなルールを決めました。
- 1日の摂取カロリー:1100〜1200kcal(基本は1200kcal以内)
- 糖質(炭水化物):目安50g前後(完全には抜かない)
- たんぱく質:目安90〜110gをしっかり確保
- 脂質:目安50〜70g(量より「質」を意識)
- 朝はコーヒー中心で軽めにスタート
- 16時間を意識した食事リズム
- 散歩などの軽い有酸素運動を日常に追加
食べないダイエットではありません。燃料を糖から脂肪に切り替えるための設計です。
1日の流れ(実際にやっていたこと)
朝:コーヒー+軽い運動
朝はまずコーヒーを飲み、少し散歩をします。狙いは、まず血糖を使い切ること。血糖が下がると、体は脂肪を使いやすくなります。
空腹が強い日は、無理せず軽く食べました。
- 卵1個(ゆで卵やスクランブル)
- ココナッツオイルをほんの少量
昼:たんぱく質中心の食事
昼はたんぱく質を軸にしました。メニューは固定せず、好きなものをベースに考えます。
- 鶏むね肉、豚肉、卵、豆腐など
- 野菜炒め、ナムル、サラダなど好みで
脂質はオメガ3やオメガ9を意識しますが、オメガ6が入っても問題ありません。重要なのは「避けすぎないこと」。ストレスを溜めない方が、結果的に続きます。
魚は「補充」として考える
好きな食事でOK。ただし、脂肪肝の場合は意識して魚を補充しました。
青魚の脂は、脂肪肝対策として相性が良いと感じています。そのため、次のような魚を「足りないときに入れる」形にしました。
- 鯖の水煮缶
- イワシの水煮缶
- 鮭(焼き・蒸し)
サンマなどの味付け缶ではなく、水煮を選ぶことでカロリー管理がしやすくなります。
脂肪肝でなければ、正直ここまで魚にこだわる必要はありません。ただ、肝臓の脂肪を落とす目的があるなら、魚は心強い補助になります。
夜:少量のご飯+整える食事
夜は主食を完全に抜かず、ご飯は「指一本分」にしました。
- ご飯:少量
- 味噌汁:わかめと豆腐
- たんぱく質のおかず
糖質をゼロにしないことで、疲れにくさと睡眠の安定感が保ちやすくなりました。
この1か月で感じた変化
- 体重:78kg → 74kg(−4kg)
- お腹周りが明らかにスッキリ
- 手足の冷えが改善
- 疲れが残りにくくなった
- 食後の眠気が減った
数値はこれからですが、体感ははっきりしています。糖で回っていた体が、脂肪で回り始めた感覚。内臓脂肪が動き出した手応えがありました。
1か月目のまとめ
食事は我慢しなくていい。ルールだけ守れば、好きな食事でも体は変わる。
特に脂肪肝の場合は、魚をうまく取り入れることで、無理なく続けやすくなります。ストレスをかけないこと。それが、この1か月で一番大事だったポイントです。
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